記事一覧
00019 鶯を詠み侍りける 大中臣能宣朝臣
【歌】山たかみ雪ふるすより鶯のいづるはつ音はけふぞ聞きつる(なくなるイ)やまたかみゆきふるすよりうぐひすのいづるはつねはけふそききつる【通釈】山が高いので雪が降 ...
2022/10/04
00009 天暦三年太政大臣の七十賀し侍りける屏風によめる 大中臣能宣朝臣
【歌】たづのすむ澤べの芦の下根とけ汀萌出づる春はきにけりたつのすむさはへのあしのしたねとけみきはもえいつるはるはきにけり【通釈】鶴が住んでいる澤辺に生えている葦 ...
2022/10/01
00006 年ごもりに山寺に侍りけるに今日はいかがと人のとひて侍りければよめる 大中臣能宣朝臣
【歌】人しれず入りぬと思しかひもなく年も山路を越ゆるなりけりひとしれすいりぬとおもひしかひもなくとしもやまちをこゆるなりけり【通釈】人に知られず山に入ったと思っ ...
2022/09/30
00005 寛和二年花山院の歌合によみ侍りける 大中臣能宣朝臣
【歌】春の来る道のしるべはみ吉野の山にたなびく霞なりけりはるのくるみちのしるへはみよしののやまにたなひくかすみなりけり【通釈】春がやって来る道しるべは吉野の山に ...
2022/09/30