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00054 村上の御時御前の紅梅を女蔵人どもによませさせたまひけるにかはりてよめる 清原元輔
【歌】梅の花香はことごとに匂はねど薄くこくこそ色は咲きけれうめのはなかはことごとににほはねどうすくこくこそいろはさきけれ【通釈】梅の花は香はそれぞれ異なって匂う ...
2022/11/16
00051 ある所の歌合せに梅をよめる 大中臣能宣朝臣
【歌】梅の花匂ふあたりの夕暮はあやなく人にあやまたれつつうめのはなにほふあたりのゆふぐれはあやなくひとにあやまたれつつ【通釈】梅の花の香りが匂う夕暮れは人がつけ ...
2022/11/13
00034 題しらず 大中臣能宣朝臣
【歌】しら雪のまだ古里の春日野にいざ打ち払ひ若菜摘みみ(てイ)むしらゆきのまだふるさとのかすがのにいざうちはらひわかなつみみむ【通釈】白雪がまだ降っている古里の ...
2022/10/18
00024 小野宮太政大臣の家に子日しはべりけるに詠み侍りける 清原元輔
【歌】千年へむ宿の子日の松をこそよその例に引かむとすらめちとせへむやどのねのひのまつをこそよそのためしにひかむとすらめ【通釈】千年を経るというこの家の子日の松を ...
2022/10/06