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00064 道雅の三位の八條の家の障子に人の家に梅の木ある所に水流れて客人来れたる所をよめる 藤原経衡
【歌】たづねくる人にもみせむ梅の花ちるとも水に流れざらなむたづねくるひとにもみせむうめのはなちるともみづにながれざらなむ【通釈】尋ねてくる人にも見せよう梅の花を ...
2022/11/27
00063 清基法師
【歌】風ふけばをちの垣根の梅の花香は我宿の物にぞありけるかぜふけばをちのかきねのうめのはなかはわがやどのものにぞありける【通釈】風が吹くと遠い垣根の梅の花も香り ...
2022/11/27
00062 題しらず 大江嘉言
【歌】我宿にうゑぬ計りぞ梅の花主人なりともかばかりぞ見むわがやどにうゑぬばかりぞうめのはなあるじなりともかばかりぞみむ【通釈】我が家に植えていないという程度の話 ...
2022/11/25
00061 太皇太后宮東三条にて后に立たせ給ひけるに家の紅梅をうつしうゑられて花の盛りにしのびにまかりていと面白くさきたる枝にむすびつけ侍りける 辨乳母
【歌】かばかりのにほひなりとも梅の花賤の垣根を思ひ忘るなかあかりのにほひなりともうめのはなしづのかきねをおもひわするな【通釈】これほどの匂いで咲いていても梅の花 ...
2022/11/24