記事一覧
00008 題知らず 加賀左衛門
【歌】新しき春は来れ共身にとまる年は帰らぬ物にぞ有りけるあたらしきはるはくれともみにとまるとしはかへらぬものにそありける【通釈】新しい春は来るけれど身にとまる年 ...
2022/09/30
00007 山寺にて正月に雪のふれるをよめる 平兼盛
【歌】雪ふりて(ふりつつイ)道踏み迷(まどイ)ふ山里にいかにしてかは春のきつらむゆきふりてみちふみまよふやまさとにいかにしてかははるのきつらむ【通釈】雪が降り積 ...
2022/09/30
00006 年ごもりに山寺に侍りけるに今日はいかがと人のとひて侍りければよめる 大中臣能宣朝臣
【歌】人しれず入りぬと思しかひもなく年も山路を越ゆるなりけりひとしれすいりぬとおもひしかひもなくとしもやまちをこゆるなりけり【通釈】人に知られず山に入ったと思っ ...
2022/09/30
00005 寛和二年花山院の歌合によみ侍りける 大中臣能宣朝臣
【歌】春の来る道のしるべはみ吉野の山にたなびく霞なりけりはるのくるみちのしるへはみよしののやまにたなひくかすみなりけり【通釈】春がやって来る道しるべは吉野の山に ...
2022/09/30