記事一覧
- 00043 正月ばかりに津の国に侍りける頃人の許にいひつかはしける 能因法師- 【歌】心あらむ人にみせばや津の国の難波わたりの春の景色をこころあらむひとにみせばやつのくにのなにはわたりのはるのけしきを【通釈】風流が分かる人に見せてあげたいも ... - 2022/10/27 
- 00042 題しらず 曾禰好忠- 【歌】み島江につのぐみ渡る芦の根の一よの程に春めきにけりみしまえにつのぐみわたるあしのねのひとよのほどにはるめきにけり【通釈】三島江に一面にわたって芽ぐむ芦の根 ... - 2022/10/26 
- 00041 春難波と言うところに網引くをみて詠み侍りける 藤原節信- 【歌】遥々と八重の潮路におくあみをたなびく物は霞なりけりはるばるとやへのしほぢにおくあみをたなびくものはかすみなりけり【通釈】遥々ととても長い海路に置いた網を引 ... - 2022/10/25 
- 00040 題しらず 選子内親王- 【歌】春はまづ霞にまがふ山里をたちよりてとふ人のなきかなはるはまづかすみにまがふやまさとをたちよりてとふひとのなきかな【通釈】春には最初に霞に紛れてしまう山里に ... - 2022/10/23