記事一覧
- 00012 題しらず 藤原隆経朝臣- 【歌】春毎に野べのけしきの変らぬは同じ霞や立ちかへるらむはることにのへのけしきのかはらぬはおなしかすみやたちかへるらむ【通釈】春が来るたびに野辺の景色が変わらな ... - 2022/10/02 
- 00011 花山院の歌合に霞をよみ侍りける 藤原長能- 【歌】谷川の氷もいまだきえあへぬに峯の霞はたなびきにけりたにかはのこほりもいまたきえあへぬにみねのかすみはたなひきにけり【通釈】谷川の氷も未だにすっかり消えきっ ... - 2022/10/02 
- 00010 一条院の御時殿上人春の歌とて乞い侍りければよめる 紫式部- 【歌】み吉野は春のけしきにかすめども結ぼほれたる雪の下草みよしのははるのけしきにかすめともむすほほれたるゆきのしたくさ【通釈】吉野は春の景色に霞んでいるけれどま ... - 2022/10/01 
- 00009 天暦三年太政大臣の七十賀し侍りける屏風によめる 大中臣能宣朝臣- 【歌】たづのすむ澤べの芦の下根とけ汀萌出づる春はきにけりたつのすむさはへのあしのしたねとけみきはもえいつるはるはきにけり【通釈】鶴が住んでいる澤辺に生えている葦 ... - 2022/10/01