00063 清基法師

巻一・春上

【歌】

風ふけばをちの垣根の梅の花香は我宿の物にぞありける

かぜふけばをちのかきねのうめのはなかはわがやどのものにぞありける

 

【通釈】

風が吹くと遠い垣根の梅の花も香りは我が家のものであることよ

 

 

【作者】

清基法師

 

 

【感想・その他】

「をち」遠く隔たった場所。遠方。かなた。

関連記事