記事一覧
00018 民部卿泰憲近江守に侍りける時三井寺にて歌合せし侍りけるによめる 読人しらず
【歌】春立ちてふるしら雪を鶯の花ちりぬとやいそぎいづらむはるたちてふるしらゆきをうぐひすのはなちりぬとやいそぎいづらむ【通釈】春になって降る雪を鶯が見て花が散っ ...
2022/10/03
00017 おなじ屏風に大饗のかたかきたる所をよみ侍りける 入道前太政大臣
【歌】君ませと遣つる使きにけらし野べの雉子はとりやしつらむきみませとやりつるつかひきにけらしのべのきぎすはとりやしつらむ【通釈】お越しくださいと伝えに出した使い ...
2022/10/03
00016 入道前太政大臣大饗し侍りける屏風に臨時客のかたかきたる所をよめる 藤原輔尹朝臣
【歌】紫もあけも緑もうれしきは春のはじめにきたるなりけりむらさきもあけもみどりもうれしきははるのはじめにきたるなりけり【通釈】紫の衣も朱の衣も緑の衣も嬉しいのは ...
2022/10/03
00015 春臨時客をよめる 小弁
【歌】むれてくる大宮人は春をへて変わらずながら珍らしきかなむれてくるおほみやびとははるをへてかはらずながらめづらしきかな【通釈】群れてやってくる大宮人は何回の春 ...
2022/10/03