記事一覧
00010 一条院の御時殿上人春の歌とて乞い侍りければよめる 紫式部
【歌】み吉野は春のけしきにかすめども結ぼほれたる雪の下草みよしのははるのけしきにかすめともむすほほれたるゆきのしたくさ【通釈】吉野は春の景色に霞んでいるけれどま ...
2022/10/01
00009 天暦三年太政大臣の七十賀し侍りける屏風によめる 大中臣能宣朝臣
【歌】たづのすむ澤べの芦の下根とけ汀萌出づる春はきにけりたつのすむさはへのあしのしたねとけみきはもえいつるはるはきにけり【通釈】鶴が住んでいる澤辺に生えている葦 ...
2022/10/01
00008 題知らず 加賀左衛門
【歌】新しき春は来れ共身にとまる年は帰らぬ物にぞ有りけるあたらしきはるはくれともみにとまるとしはかへらぬものにそありける【通釈】新しい春は来るけれど身にとまる年 ...
2022/09/30
00007 山寺にて正月に雪のふれるをよめる 平兼盛
【歌】雪ふりて(ふりつつイ)道踏み迷(まどイ)ふ山里にいかにしてかは春のきつらむゆきふりてみちふみまよふやまさとにいかにしてかははるのきつらむ【通釈】雪が降り積 ...
2022/09/30