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00046 長久二年弘徽殿の女御の歌合し侍りけるに春駒をよめる 源兼長
【歌】立ち放れ澤べに荒るる春駒はおのが影をや友とみるらむたちはなれさはべにあるるはるこまはおのがかげをやともとみるらむ【通釈】沢辺で綱から放れされて立ち荒々しく ...
2022/11/08
00045 春の駒をよめる 権僧正静円
【歌】粟津野のすぐろの薄角ぐめ(ほのめけイ)ば冬立ちなづむ駒ぞいばゆるあはつののすぐろのすすきつのぐめはふゆたちなづむこまぞいはゆる【通釈】粟津野の焼け焦げた野 ...
2022/11/08
00044 題しらず 読人しらず
【歌】難波潟浦ふく風に浪たてばつのぐむ芦のみえみ見えずみなにはがたうらふくかぜになみたてばつのぐむあしのみえみみえずみ【通釈】難波潟の浦を吹く風に浪が立つと角の ...
2022/11/04
00043 正月ばかりに津の国に侍りける頃人の許にいひつかはしける 能因法師
【歌】心あらむ人にみせばや津の国の難波わたりの春の景色をこころあらむひとにみせばやつのくにのなにはわたりのはるのけしきを【通釈】風流が分かる人に見せてあげたいも ...
2022/10/27