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00046 長久二年弘徽殿の女御の歌合し侍りけるに春駒をよめる 源兼長

巻一・春上

【歌】

立ち放れ澤べに荒るる春駒はおのが影をや友とみるらむ

たちはなれさはべにあるるはるこまはおのがかげをやともとみるらむ

 

 

【通釈】

沢辺で綱から放れされて立ち荒々しくしている春の馬は沢に映った自分の姿を友として見ているのだろうか

 

 

【作者】

源兼長

左大臣・藤原頼長の次男。

 

 

【感想・その他】

「立ち放れ(馬)」つないである綱から放れて立っている馬

 

 

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