記事一覧
00050 屏風の絵に梅の花ある家に男きたる所をよめる 平兼盛
【歌】梅が香をたよりの風や吹きつらむ春珍しく君がきませるうめがかをたよりのかぜやふきつらむはるめづらしくきみがきませる【通釈】梅の香りを伝える風でも吹いたのだろ ...
2022/11/12
00049 後冷泉院の御時きさいの宮の歌合せに残雪をよめる 藤原範永朝臣
【歌】花ならでをらまほしきは難波江の芦の若葉にふれる白雪はなならでをらまほしきはなにはえのあしのわかばにふれるしらゆき【通釈】花ではないのに折ってみたいのは難波 ...
2022/11/11
00048 題しらず 和泉式部
【歌】秋までの命(あはれイ)もしらず春の野に萩の古枝(ねイ)をやくとき(やイ)くかなあきまでのいのちもしらずはるののにはぎのふるえをやくときくかな【通釈】秋まで ...
2022/11/10
00047 屏風の絵にきじおほくむれゐて旅人の眺望する所をよめる 藤原長能
【歌】狩りにこば行きてもみまし片岡のあしたの原に雉子鳴くなりかりにこはばゆきてもみましかたをかのあしたのはらにきぎすなくなり【通釈】狩りに来ているのであれば行っ ...
2022/11/09