記事一覧
00006 年ごもりに山寺に侍りけるに今日はいかがと人のとひて侍りければよめる 大中臣能宣朝臣
【歌】人しれず入りぬと思しかひもなく年も山路を越ゆるなりけりひとしれすいりぬとおもひしかひもなくとしもやまちをこゆるなりけり【通釈】人に知られず山に入ったと思っ ...
2022/09/30
00005 寛和二年花山院の歌合によみ侍りける 大中臣能宣朝臣
【歌】春の来る道のしるべはみ吉野の山にたなびく霞なりけりはるのくるみちのしるへはみよしののやまにたなひくかすみなりけり【通釈】春がやって来る道しるべは吉野の山に ...
2022/09/30
00004 春たつ日よみ侍りける 橘俊綱朝臣
【歌】逢坂の関をや春も越えつらむ音羽の山の今朝はかすめるあふさかのせきをやはるもこえつらむおとはのやまのけさはかすめる【通釈】逢坂の関を春は越えたのだろうか音羽 ...
2022/09/29
00003 春は東より来るというふ心を詠みはべりける 源師賢朝臣
【歌】東路は勿来の関もあるものをいかでか春のこえてきつらむあつまちはなこそのせきもあるものをいかてかはるのこえてきつらむ【通釈】東路は(来るなという)勿来の関も ...
2022/09/29