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00064 道雅の三位の八條の家の障子に人の家に梅の木ある所に水流れて客人来れたる所をよめる 藤原経衡

巻一・春上

【歌】

たづねくる人にもみせむ梅の花ちるとも水に流れざらなむ

たづねくるひとにもみせむうめのはなちるともみづにながれざらなむ

 

【通釈】

尋ねてくる人にも見せよう梅の花を

散るとしても水に流れないでほしい

 

 

【作者】

藤原経衡

和歌六人党の一人

 

 

【感想・その他】

「流れざらなむ」ラ行下二段活用「流る」未然形「流れ」+打消しの助動詞「ず」未然形「ざら」+願望の終助詞「なむ」で流れないで欲しいと言う意味。

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