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00026 正月子日庭におりて松など手すさびに引きはべりけるをみてよめる 読人しらず
【歌】春の野に出でぬ子日は諸人の心計りをやるにぞありけるはるののにいでぬねのひはもろびとのこころばかりをやるにぞありける【通釈】春の野に出かけない子日は多くの人 ...
2022/10/06
00025 題しらず 和泉式部
【歌】引連れてけふは子日の松に又今千歳をぞのべにいでつるひきつれてけふはねのひのまつにまたいまちとせをぞのべにいでつる【通釈】人々を引き連れて今日は子日の松をま ...
2022/10/06
00024 小野宮太政大臣の家に子日しはべりけるに詠み侍りける 清原元輔
【歌】千年へむ宿の子日の松をこそよその例に引かむとすらめちとせへむやどのねのひのまつをこそよそのためしにひかむとすらめ【通釈】千年を経るというこの家の子日の松を ...
2022/10/06
00023 俊綱朝臣の家にて春山里に人をたづぬといふ心をよめる 藤原範永朝臣
【歌】尋ねつる宿は霞にうづもれて谷のうぐひす一こゑぞするたづねつるやどはかすみにうづもれてたにのうぐひすひとこゑぞする【通釈】たどり着いた宿は霞に埋もれていて谷 ...
2022/10/06