00025 題しらず 和泉式部

巻一・春上

【歌】

引連れてけふは子日の松に又今千歳をぞのべにいでつる

ひきつれてけふはねのひのまつにまたいまちとせをぞのべにいでつる

 

 

【通釈】

人々を引き連れて今日は子日の松をまた引いてさらに千年の寿命を得られる様に祈って野辺に出てきました

 

 

【作者】

和泉式部

中古三十六歌仙の一人

後拾遺和歌集には多数の歌が収録されている

 

 

【感想・その他】

「子日の松」は「00024の歌」を参照

「今千歳をぞ」子日の松を引くことで千年の寿命を祈ることから「今」は新たに、さらにという意味。

 

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