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00026 正月子日庭におりて松など手すさびに引きはべりけるをみてよめる 読人しらず

巻一・春上

【歌】

春の野に出でぬ子日は諸人の心計りをやるにぞありける

はるののにいでぬねのひはもろびとのこころばかりをやるにぞありける

 

 

【通釈】

春の野に出かけない子日は多くの人が春の野に思いを馳せて気分を晴らしていることだろうなぁ

 

 

【作者】

読人しらず

 

 

【感想・その他】

「子日の松」は「00024の歌」を参照

「出でぬ」のぬはここでは打消しの助動詞「ず」の連体形で子日に続く

 

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