記事一覧
00019 鶯を詠み侍りける 大中臣能宣朝臣
【歌】山たかみ雪ふるすより鶯のいづるはつ音はけふぞ聞きつる(なくなるイ)やまたかみゆきふるすよりうぐひすのいづるはつねはけふそききつる【通釈】山が高いので雪が降 ...
2022/10/04
00018 民部卿泰憲近江守に侍りける時三井寺にて歌合せし侍りけるによめる 読人しらず
【歌】春立ちてふるしら雪を鶯の花ちりぬとやいそぎいづらむはるたちてふるしらゆきをうぐひすのはなちりぬとやいそぎいづらむ【通釈】春になって降る雪を鶯が見て花が散っ ...
2022/10/03
00017 おなじ屏風に大饗のかたかきたる所をよみ侍りける 入道前太政大臣
【歌】君ませと遣つる使きにけらし野べの雉子はとりやしつらむきみませとやりつるつかひきにけらしのべのきぎすはとりやしつらむ【通釈】お越しくださいと伝えに出した使い ...
2022/10/03
00016 入道前太政大臣大饗し侍りける屏風に臨時客のかたかきたる所をよめる 藤原輔尹朝臣
【歌】紫もあけも緑もうれしきは春のはじめにきたるなりけりむらさきもあけもみどりもうれしきははるのはじめにきたるなりけり【通釈】紫の衣も朱の衣も緑の衣も嬉しいのは ...
2022/10/03