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00028 今上六条に坐しまして上達部うへのをのこどもなど中島に渡りて子日し侍りけるによみ侍りける 右大臣北方

巻一・春上

【歌】

袖懸けて引きぞやられぬ小松原何れともなき千代の景色に

そでかけてひきぞやられぬこまつばらいづれともなきちよのけしきに

 

 

【通釈】

袖を掛けて引くことが出来ない小松の原だ。どの小松が良いということも出来ない様な素晴らしい千代の寿命を見せる景色だから。

 

 

【作者】

右大臣北方

右大臣顕房の妻源隆子。

 

 

【感想・その他】

今上は白河天皇、六条は右大臣顕房邸。娘賢子が白河天皇の中宮になる。

 

 

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